金粉の製品説明｜松尾産業株式会社

金粉の主成分は銅、亜鉛で、その配合比によって色調が違います。

5号色（ペールゴールド） …　銅90％、亜鉛10％
6号色（5号色と7号色の中間の色調）
7号色（リッチゴールド） …　銅75％、亜鉛25％

金粉の製造方法は写真に示すように、落下する搗砕棒の衝撃で、展延しながら粉砕します。
片状に粉砕した粉末は粒度別に分級し、艶付工程で研磨して製品となります。

【普通金粉】
一般的な金粉で、リーフィング性を有し、印刷インキ、塗料に使用すると、最高の金属光沢を発揮します。

【耐食性金粉（Rタイプ）】
耐熱性は普通金粉と同じですが、普通金粉よりやや耐食性を有する金粉です。
印刷あるいは塗料後の変色防止、ビヒクルのゲル化防止効果が有り、襖紙、壁紙、捺染などに使用されます。

【耐熱・耐食性金粉（HRSタイプ）】
普通金粉より、耐食性、耐熱性、耐候性、耐薬品性、耐溶剤性ともに優れた金粉です。
耐変色性に対して、非常に優れた性能を有するため、合成樹脂着色、壁紙、壁材、捺染、レザークロス、焼付塗装などの用途
に使用されます。

【金インキ用金粉】
オフセット印刷インキ用に製造した、非常に細かい金粉です。光沢の良い、印刷適性に優れた金インキが得られます。水性塗
料、捺染用バインダー、油性塗料、印刷インキ用に適したペーストを製造しています。

【水性ペースト（PHタイプ）】
水に分散する処理剤で表面処理したペーストです。水性塗料用ですが、特に金色捺染に最適です。

【油性ペースト（Oタイプ）】
ミネラルスピリットで処理したペーストです。粉の飛散防止と、塗料への分散性に優れています。

【金インキ用ペースト（SBRタイプ）】
金インキ用に開発したペーストで、特殊処理剤で表面処理しています。インキ化後も長期間光沢が悪くならず、貯蔵安定性の
良い金インキが得られます。

粒度記号	商品名			見掛密度（ｇ/㎤）	水面被覆力（㎠/ｇ）	粒度（μm）			厚さ（μm）
粒度記号	Pale Gold	Rich Pale Gold	Rich Gold	見掛密度（ｇ/㎤）	水面被覆力（㎠/ｇ）	Max.	Average	Min.	Average
G	G5	G6	G7	1.1～1.5	min1350	110	40	20	0.90
E	E5	E6	E7	1.1～1.5	min1500	100	35	15	0.80
L	L5	L6	L7	1.0～1.4	min1700	90	30	15	0.70
2L	2L5	2L6	2L7	1.0～1.4	min2100	70	25	10	0.50
3L	3L5	3L6	3L7	1.0～1.4	min3000	60	20	5	0.40
4L	4L5	4L6	4L7	1.0～1.4	min3500	50	15	5	0.35
No.10	No.50	No.60	No.70	-		40	10	2	0.25
No.100	No.500	No.600	No.700	-		25	7	2	0.20
No.1000	No.5000	No.6000	No.7000	-		15	5	1	0.18
No.1110	No.5550	No.6660	No.7770	-		10	3	1	0.15

フルイ粒度分布　（μm-％）					用途
+106	+75	+63	+45	-45	用途
Max 1	2～5	5～15	10～20	min 60	粒径が大きく、光輝性が要求される用途に最適です。ふりかけ印刷、グラビア印刷、塗料、捺染、合成樹脂着色用顔料として使用されます。
-	Max 2	Max 10	10～20	min 70
-	Max 1	Max 3	Max 10	min 90
-	ｔｒ	Max 10	Max 5	min 95	粒径が小さく、なめらかな光沢と、優れた発色が要求される用途に最適です。グラビア印刷、フレキソ印刷、塗料、合成樹脂着色用顔料として使用されます。
-	-	ｔｒ	Max 3	min 97
-	-	0	ｔｒ	100	非常に小さい粒径で光沢とともに印刷適性が要求される用途に最適です。高速グラビア印刷インキ用の顔料として使用されます。
-	-	-	0	100
-	-	-	0	100
-	-	-	0	100	金粉の中では一番小さい粒径で、オフセット印刷インキ用顔料として使用されます。
-	-	-	0	100	金粉の中では一番小さい粒径で、オフセット印刷インキ用顔料として使用されます。